がんの早期診断・治療ほか高齢者疾患を中心に地域に根づいたふれあいの医療を目指しています。

泌尿器科

常勤医師



石津和彦

専門領域:腎・泌尿器科
認定資格
泌尿器科専門医
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了



診療方針

迅速で正確な診断と安全・確実かつ患者さまに優しい治療に努めます。

診療状況

■膀胱癌

当院で発見される膀胱癌の多くは表在癌で、当院で経尿道的膀胱腫瘍切除術を行っています。浸潤癌に対しては、病期診断および全身検査を迅速に行い、放射線治療または膀胱全摘術の目的で、他院と緊密に連絡をとり、紹介しています。転移のある症例は当院で抗がん剤治療(GC療法)を行っています。

■前立腺癌

若年者で、大きな合併症のない患者さんでは積極的に早期の発見に努め、ロボット補助下前立腺全摘除術の目的で他院へ紹介しています。しかし、当院で発見される前立腺癌症例の多くは高齢者(75歳以上)や進行癌で、内分泌療法を主体に当院で行っています。前立腺癌の多くは内分泌療法だけ治療可能で、5年以内に癌のために死亡することはほとんどありません。

■結石破砕

手術の必要な上部尿路結石に対しては体外衝撃波腎尿管結石破砕術(ESWL)を施行しています。
疼痛の強い症例の多くは、受診当日または翌日に行っています。ほとんどの症例はESWLだけで治療が可能です。

■人工透析

透析患者さんのブラットアクセスの管理を行っています。
高齢者、糖尿病患者や長期の透析患者の増加のため、標準的な内シャント(橈骨ー橈側皮静脈吻合)の造設が行い得ない症例も多く、人工血管の移植、動脈表在化や経皮的血管拡張術(PTA)を施行する機会が増加しています。