がんの早期診断・治療ほか高齢者疾患を中心に地域に根づいたふれあいの医療を目指しています。

脳神経外科

常勤医師

伊妻 浩

専門領域 : 脳神経外科全般


非常勤医師

亀田秀樹

  専門領域:物忘れ外来

山口大学医学部附属病院 脳神経外科医

  専門領域:脳神経外科全般

診療状況

当科では頭部外傷、脳卒中などの脳神経疾患全般に対応しております。 検査、手術(t-PAによる血栓溶解療法も対応)、リハビリテーションと一貫した体制で取り組んでおります。 とくに脳卒中は迅速な対応が必要であり山口大学脳神経外科からの支援のもとに行っております。 高齢化社会の急速な進行により問題となってきた認知症については当院では平成19年より取り組んでおります。 認知症の最大の危険因子は加齢です。65~69歳での有病率は1.5%ですが、以後5歳ごと倍に増加し、85歳では27%に達します。 現時点で、我が国の65歳以上の高齢者における有病率は8~10%程度と推定されています。 すでに65歳以上人口の10%(242万人程度)に達しているという意見もあります。 今後、さらに高齢者人口の急増とともに認知症患者数も増加し、2020年には325万人まで増加するとされています。 認知症も様々な原因があります。当科では外科的に治療可能な正常圧水頭症も含めて対応しております。 また「もの忘れ外来」(要予約)を開設し、MRIおよびSPECTなどの画像検査も施行し早期に診断できるよう取り組んでおります。 もの忘れが気になる方はご相談していたければと思います。
最後に、皆様にお願いがあります。 冒頭に申し上げた通り脳卒中は急を要するものが多く、発症から適切な治療が開始されるまでの時間によって患者さんやご家族の今後が大きく変わることがあります。 脳卒中を強く疑う症状(突然片側の手足が動かない、など)があった場合は、救急要請をためらわず、様子を見たりせず、すぐに病院に来て下さい。 また、お伺いした症状から脳卒中急性期を強く疑う患者さんが来られた場合にはその対応を優先する必要があるため、他の患者さんをお待たせしてしまうこともあるかと思います。 どうぞご理解の程よろしくお願いいたします。