副院長(経営管理担当)・事務長 嶋崎 隆郎
当院の事務部には以下のとおり6課が属しています。事務部自体は、直接的に収入を生む部門ではありません。
しかし、病院の収入によって、患者さんや職員に快適な環境を整備していくことは、事務部の重要な役割であると考えています。
患者さんにとっての環境とは、病院の設備・医療機器や患者さんに対する職員の接遇などであり、職員にとっての環境とは、処遇や福利厚生面などです。
また、事務部にとっては院内外の調整役となることも重要な役割のひとつです。患者さんをはじめとし、取引先、官公庁や院内の各部署などに関する調整を事務部の各課が潤滑油となって行い、課題を解決していきます。
さて、医療機関の事務部門は、民間企業のそれと比べて経営に関与する機会が非常に少ない気がしています。以下のような病院の損益に影響する業務に携わっているにもかかわらずです。
このような状況を踏まえ、事務部では権限を委譲することにより、常に問題意識と責任感を持って業務に積極的に取り組む職員を育てる方針です。
そして、このような姿勢が自分の属する課や自らの業務が病院の経営に大きく関わっているという意識付けとなり、患者さんや職員を支えていくことにつながるものと考えます。
また、事務部の組織力の強化を図るため、採用・昇格・異動を計画的に実施するよう努めています。
当院は地域災害拠点病院や地域がん診療病院などに指定されており、萩医療圏における急性期病院としての責務は広範囲に及びます。この責務を全うするために、患者さんや職員を支えていく事務部でありたいと思います。